根拠もなく

「こうする」

「こうなる」

と決めることが決断。

根拠を持った上で、

「こうする」

「こうなる」

と決めることが判断。

決断より判断の方が、
根拠がある分、成功率も高い。

……と、多くの人は考える。

しかし、大きな問題がふたつある。

ひとつめの問題。

判断は、過去の経験や既知の情報で
根拠を立てる。

それゆえ、判断の結果選ぶ行動は、
自分の枠を越える行動を選ぶことは
まず無い。

でも、決断は、根拠がない分、
自分の枠を飛び越えた行動を
選ぶことも多々ある。

そして、ふたつめの問題。

根拠のある判断で決めた行動の方が
失敗が少ない、と思っているかも
知れない。

けれど、自分の人生を振り返って欲しい。

本当にそうか? 

判断して行動した事だって、
結構失敗していることない?

逆に、根拠のない決断をした時って、
根拠がない分、ほとんど失敗しても
おかしくないはず。

けれど、自分の人生を振り返って欲しい。

本当にそうか? 

根拠のない決断をしたときでも、
結構上手くいったことない?

根拠のある判断による行動の成功率と、
根拠のない決断による行動の成功率。

あなたが考えているほど、落差がある訳では
ないのかもしれない。

だとしたら、やりたいことがあるにもかかわらず、
根拠がないことを恐れて決断しないというのは、
自分にとって良いことなのか、そうでないのか。

よーく考えて……

……もとい、

よーく、感じてみよう!